前回の記事でマイホーム打ち合わせ〜ショールーム見学〜 をお伝えしました。
今回は打ち合わせを進めていく中で、対応依頼をしている
「東京ゼロエミ申請」でのお話をしたいと思います。
東京ゼロエミとは?
こちらの記事で少しお話ししましたが、建物性能を上げて省エネ住宅にすると、東京都から住宅補助として助成金が出る仕組みになります。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
こういった制度は認知して申請しないともらえません。
日本はいろんな控除や助成などを市区町村で実施していたり、都道府県単位で実施していたり、国でやってたりしますのでこの辺りは自身で調べたり、HMの方に聞いたりして情報をキャッチアップしないとダメですね!
東京ゼロエミ申請でのLDK設置エアコン問題発生?
今回我が家は東京ゼロエミに申請にあたって、目指す水準は一番高い水準3にしました。
これにより助成金が210万あります。
ただ、打ち合わせを進めていく中でHMの設計士さんも初めての経験だったので、知らないことだらけでした。
そのため、当初はこれで行けると思います。という内容が次の打ち合わせで
「すみません、前回打ち合わせした件ですが、こちらを変更したいのですが。。。」
と確定した内容が変更になることもありました。
まず、大きな問題が発生したのが設置するエアコンです。
元々、住んでいる家に購入して設置したエアコンが2台あるので、それを新居に持っていく想定でした。
しかし、申請にあたって省エネ性能を持ったエアコンを設置しないといけない。
ということがわかり、その中で設置する予定のエアコンがなんと...
¥600,000!!!
いや、まじか?
エアコンそんなにするのか?
どんなエアコンなんだ?
と思いつつ、話をしていくと、金額が高い理由が見えてきます。
要はいくつも業者を通すので高くなると・・・
エアコン製造・販売
エアコン設置業者
施主
この時基本値引きはなく定価での取引がされていくと伺い、それはちょっとなーと思いつつ、一つの確認・提案をしました。
僕:「エアコンはこのエアコン一択じゃないとダメですか?」
HM:「東京都に確認すると、小能力時高効率型コンプレッサー搭載機で省エネラベル星4-5の物をと言われまして。」
僕:「小能力時高効率型コンプレッサー搭載機がマストなのかもう一度確認してもらえますか?」
HM:「わかりました!」
その後、分かった内容を教えてもらいました。
東京ゼロエミ住宅申請のエアコンの基準は「省エネラベル4以上の製品かどうか」が適合基準となる
※2027年での基準か確認しましたが、あまり理解されていないのか曖昧な回答でした。とにかく省エネラベル4以上にしてくださいの一点張りでした。
(畳数の規制は特に設けていない)
ということはコンプレッサー搭載じゃなくてもいいのでは???
と思いつつ、この辺りも再度確認を進めてもらうことに。
確認等を進めていくと、コンプレッサー搭載機でなくても省エネラベルが4以上のエアコンであればOKとなり、その上で再度見積もりを取ってもらいました。
しかし、見積もり金額は大して変わらず、少し安くなった程度でした。
この金額はちょっとなーと思い、
僕:「これって、以前メールでもお伝えしたのですがネット等だと10数万〜の本体価格で設置費入れても確実にこちらの方が安いんですが。。。これって、こちらでやるのはNGですか?」
HM:「弊社としては施主支給はNGになりますが、施主様で全てやられる分にはokです」
と回答をいただいたので、であれば価格コムで本体購入と設置依頼すれば30万ぐらい安くできる!と思い。そちらの対応でお願いしました。
当初LDKに設置しようとしていたエアコンはこちら
当時は価格コムで17万程度でした。
工賃入れても20万程度で済むものが、60万でしたから・・・w
その後、別のエアコンで設置見積もりを依頼したエアコンがこちら
本体価格が大体18万ぐらいでしたが、工賃入れても先ほどのものとあまり大差ないですね。
見積もりではこちらが50万程度でした。w
そして、私自身が購入して設置依頼して対応してもらうようにしたエアコンがこちら。
当時の価格で14万程度。
今見ると値下げしてて11万程度ですね。
工賃入れても20万いかないですねw
やっぱり業者等を通すとあたり前ですが、それぞれの利益を載せてくるので最終的な金額がバカ高くなりますw
こういった内容にはHMの話をそのまま
「わかりました」と言わず、自身で調べてこういうのはできないんですか?と相談していきましょう。
入れるがままはとても損になります。
東京ゼロエミ申請でのもう一台エアコン設置?
先ほど話していたエアコンはLDKへの設置エアコンで、もう一台設置が必要とのこと。
そのエアコンの見積もりは10万程度だったので、
「これが妥当なのでは?w」と思いつつ、この金額なら任せてもいいやと思ったので、こちらのエアコンはHMに依頼しました。w
元々は東京ゼロエミ申請の際にエアコンが必要ないと思っていたので、この辺りは申請に必要になったプラスのコストになりました・・・・
東京ゼロエミ申請で必要になった設備等
今回東京ゼロエミ申請でエアコン設置が個人的には衝撃的だったので取り上げましたが、他にも必要なったものが多々あります。
中には元から自分がグレードupさせてるものもありますが...
東京ゼロエミ申請で必要になった設備系はこちらです。
エコキュートは高効率のものに変更。
玄関ドアも高断熱のものに変更。
換気は第一種換気を採用。
断熱材もウレンタン吹きつけに変更。
などなど、結構グレード上げる形にしてます。
断熱材は私自身がグレードを上げるよう依頼してたのでこれは想定通りという感じですが、第一種換気はシステムは元々は想定してなかったのでこの43万はプラスで乗っかってきたコストですねw
東京ゼロエミ申請でかかったコスト
既に上の表で記載してますが、東京ゼロエミ申請及び水準3クリアを目指したときに我が家では217万程かかりました。
とはいえ、断熱材などはこれじゃなくて他のものがあったかもしれないですし、元々標準の断熱材がグレードが高ければここまで金額も上がらないと思います。
我が家は標準グレードが低いため、初期の価格帯を抑えて造る、ローコスト住宅の部類なので。
助成金より少し出ましたが、とはいえほぼ助成金で家の性能を上げることができました。
これにより、我が家はZHE水準の家になったので、住宅ローン控除も一般住宅よりも1500万高い4500万までの控除になります。
控除率は一律0.7%で、年間控除額は最大31.5万円です。控除期間は13年なので、ZEH住宅の総控除額は最大409.5万円です!!
そういった面も考えると建物性能上げてよかったなと思います!!